アンラーニングをフィヨルドを通して実体験。

 

この記事は「フィヨルドブートキャンプ Part 2 Advent Calendar 2021」の22日目の記事です。

昨日 12/21 は

でした。タマキさんの記事を読んで、来年は絶対ペアプロにチャレンジしようと誓いました!また、ぴーさんのフィヨルドを選んだ理由、めちゃくちゃ共感です!非常に素晴らしい記事、本当にありがとうございます!

自己紹介と何故フィヨルドブートキャンプに入隊したのか

昨年、一次産業系の会社を数人で起業してあくせく働いているhondaと申します。また、大学研究を事業化するベンチャーキャピタルベンチャーパートナーとして複数のスタートアップのハンズオン支援もやっています。

立ち上げた会社は元来Webサービスとは関係ないジャンルの会社だったのですが、いろいろやっているうちに何個かwebサービスが思いつきました。

自分で手を動かして作ることが出来ればどんなに素晴らしいことか・・!と、思ったものの、昭和生まれの40代、なんとカナ打ち、もちろんターミナルなんて開いたこともないガチ未経験だったので、リスティング系のプログラミングスクールのコンテンツを見てはそっと閉じを繰り返しておりました。

そんな時、前職のエンジニアの方からフィヨルドブートキャンプを勧められました。調べていくうちに本物感をひしひしと感じ、卒業生の方のブログを読んで、ここだ!と確信に至りました。双子の子供ももうすぐ小4になるし、時間もある程度取れるだろうと、前職の退任を機に2021年3月フィヨルドの門を思い切って叩いた次第です。

bootcamp.fjord.jp

入隊してみて

仕事後にやっていることもあり、質問コーナーなどのライブイベントに参加できていませんが、分報の呟きに受講生の方から反応を頂いたりすることもあり、非常に勇気づけられ、ひとりじゃない感を噛みしめながらコツコツやっております。フィヨルドコミュニティの皆様に心から、感謝感謝です。

なんとか自分で作りたいwebサービス、を作れるようになるまで走り切れればと思っています。

ここからが本題    フィヨルドでアンラーニングを体感

フィヨルドブートキャンプで最大にハマった課題、JSメモ課題。

フィヨルドブートキャンプでは後半のJava Script課題で、

echo '"hoge" | node memo.jsと打つと、メモが保存されて、node memo.js -l or -r or -dといったコマンドライン引数の内容によってメモの一覧・詳細・削除が実行できるアプリケーションを作る、というお題があります。

Sinatraでメモアプリ作成」の課題を数ヶ月前にこなしてはいたのでイケるかな、と思い、課題に向き合ったところ、JSで、またコマンドライン上で、むむむ、、と最初の数日は全く一歩目が出ず、日が過ぎるのみでした。何人かの受講生の方の日報から、要素要素必要そうな情報を見つけ出しては読むのですが、自分の中で課題の論点が整理できるほどの前提知識がないためほぼ理解ができず、昭和な私は「風雲たけし城」の「人喰い穴」ばりのインパクトを受け、ただ「人喰い穴」の前で数週間立ちすくむのみでした。

2週間経過して

JSONで作るのか、sqliteを使うのか、という部分もよくわからないまま迷走し、仕事も忙しかったこともあり2週間ほど途方に暮れてプログラミング学習がほとんど進まなくなりました。ここまでまがいなりにもフィヨルドを続けたのに、遂にこの穴の前でリタイヤかと、学習から離れる期間が積もるにつれ、そんなこともよぎりました。

そんな時、偶然にも下のnoteに出会いました。これを読んで、トンカチで頭を思いっきり殴られた気がしました。

note.com

(この記事、非常に奥深いです。特に20年以上、専門系の仕事をされてきた方は刺さるところがあるのではと思います。)

 

この記事を読んで、いつの間にか、仕事でひたすら、時間制限、限られた情報の中で意思決定することを長期間続けたせいで、「わかっている」という深度が、無意識にめちゃくちゃ浅くなってしまっていることに気づいたのです。

詰まった経験からアンラーニング体験へ

そう気づいた後、まずすぐに、今後の学習には投資効率を求めない(時間を図らない、スケジュール、〆切を設けない)こととし、日々使える時間の中で、ゆっくり「スラスラ読める JavaScriptふりがなプログラミング」を出来うる限り精読し、その後「JavaScript Primer」を最初から精読していきました。

わからないところで課題に必要そうなところは付箋を貼り、時間を気にせず丁寧に調べていきました。

また、この機会に受講生の方の日報をたくさん拝見しました。皆さんの熱量、またどのレベルまでの理解を求めて学習されているのか非常に勉強になると共に、何よりも励まされました。

さらに、仕事を終えた後すぐには学習に着手せず、10分ストレッチなどをして頭の中の泥を取り除いてから取り掛かるようにしました。プラス、学習を終える時は次の学習のために、付箋で簡単なメモ書きを残し、次に学習する際スムーズに取り掛かれるようタグ付け的なことをやるようにしました。

その後、課題に再度向き合い、関連しそうな「JavaScript Primer」の箇所を精読しながら、手書きで課題を要素分解して、書き出してみました。

そうすると、なんということでしょう! ある日、課題の要素と、学習した内容が点と点をつなぐように、自分の頭で理解が進むようになったのです。

それは、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、何十年と凝りに凝り固まった自分の頭が、予想外に新しいことを紡ぐ、従来のリズムや習慣を捨て去る、不思議なアンラーニング体験でした。

まとめ

この年で0からプログラミングを学ぼうとしたおかげで、このような機会をいただくことができました。

学び直し、アンラーニングと言ってしまうと陳腐ですが、これがまさにそうなのかと。

何よりもフィヨルドブートキャンプの真剣な、素晴らしい熱量のコミュニティに触れることができたからこそ、実体験でこのような無意識の脳のカスタマイズ、バイアスを自分で気づくことができるまで、諦めずに立ち止まれたのだと思います。

終わりに

こんな長い文章を読んでいただき、有難うございました。

Webプログラミングは、知れば知るほどその世界の広さたるや、、ドラクエで例えると、恐らくフィヨルドを卒業できて初めて街の外に出てスライムと一戦交えることができる(勝てるかどうかは別)。。勉強すればするほど、そんなwebプログラミングの世界の広さを垣間見ます。

あくまで個人的な意見ではありますが、特に社会人経験が長く、未経験で学習を始める方は、理解の深度にバイアスがかからないか、注意して進めてみるのをおすすめします。

そして進むにつれ深度が低くなってるかも、と感じた方は、理解にある程度こだわった方が、私のように「人喰い穴」で動けなくなることもなく、学習後半を結果、速く進めることができるのでは、と感じます。(これは100%理解して進めよう、という話ではありませんので、悪しからず。30%→60%くらいのイメージです。)

個人的には、来年は上手く仕事を調整して、質問タイムや輪読会、ペアプロに参加することで理解の深度をより深めていければと考えております。引き続きよろしくお願いいたします。

明日は、

になります。明日も楽しみですね!

tama